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風を感じながら桜

上着を着ると汗ばむ日でした。
それでも夕方は寒く感じます。
沖縄は北部から桜が咲き、
花祭りのイベントが開かれています。
今日は北部まで行かなくても花見が
出来るスポットを見つけたので
行ってみました。
桜といえば『ソメイヨシノ』
だと思っていました。
しかし沖縄にはありません。
桜は入学式とか祖母を
思い出します。
東京に住んでいた頃、
家から歩いて行けた公園では
『ソメイヨシノ』は季節の
象徴でした。
あのハラハラ散る桜しか
知らなかった私には沖縄の桜は
街中の草花がビビットなのと同じく
色彩が濃くて華やかに感じます。

 

この桜は『寒緋桜(かんひざくら)』
という品種です。
初めて見た時は梅の花かと
思いました。
とっても鮮やかなピンクです。
さくら色で思い浮かべる
あのほんのりピンクとは全く違います。
沖縄は年中暑くてソメイヨシノが
開花する寒さに達しないそうです。
花びらは散りません。
つぼみというか花ごとポロポロと
落ちます。

 

日差しのパワーを感じる
空気に包まれた青く抜ける空の下、
2月に桜を見に行くって
沖縄ならではだと思います。
桜を見ながら歩いて行くと
高い滑り台を見つけました。
滑り台とブランコは私の大好きな
ものベスト10に入ります。
見上げながら階段をテクテク登って
一気に滑りました。
叶っていないけれど玄関に滑り台で
二階から降りれる家に住みたかった
身としては、滑り台から滑るのにも
こだわりがあります。
とにかく早く滑って降りる。
寝そべって空を見ながら降りる。

 

これを何度かやっていると摩擦で
お尻が熱くなります。
空を見ながら滑ると背中まで
滑り台に擦れるので上着を着ていて
良かったと思いました。
そして真っ赤なネット状の風貌が
印象的なブランコが幾つも
赤と青のパイプのループから
下がっているのを見つけました。
このブランコのある水色の地面は安全対策
のためか柔らかくて足がフカフカしました。

 

ビビットな桜と高い滑り台とブランコ…

 

ブランコも目を閉じて大きく漕ぐ。
空を見ながら自分が揺れているのを
楽しむ。
ブランコに乗りながら空を眺めていました。
さっきの高い滑り台から滑ったみたく
風が当たって、ブランコごと
飛び出しそうでした。
身近にある楽しいこと、綺麗なもの…
ささやかな所に喜びを感じれると
不安や不穏な物事や出来事にも
立ち向かえる心の強さと広さを
培うことができます。
マスクをサラシで作るといいなんて
聞きました。
基本は手洗いの徹底だそうです。
健康は本当に宝だと思います。

 

今日来たこの場所、凧揚げに向いていそう。
密かに凧揚げに良さそうな場所も
リサーチ中です。
沖縄から少しでも暖かいホッコリ風を
皆様に送れたらと思っています。