こんにちは。ポツポツと書いている
ブログです。
沖縄での発見や役に立ちそうな事を
書いていけたら幸いです。
今年も1月は今日で終わり…
沖縄での時間は、ゆっくり過ぎているように
感じるのですが、カレンダーを見ると
やはり時間の経過は早いと思います。
冬至が終わり日が伸びてきたと
すでにわかります。
私の好きな海っぺりでの一時に
空を見上げると、ついこの間まで
ドンと暗くなった空が明るくなって
います。
日没までの時間が伸びると空の変化も
よく見えます。
夕方に飛行機雲を見つけたので
車から降りて写真を撮りました。
「夕焼けが始まる〜」なんて見ていたら
すぐに太陽は傾き、あっと言う間に
瞬間オレンジという感じになりました。
これ、ホントに1~2分なんです。
そして、ダークグレーのカーテンが
濃くなっていきます。
こんな感じの空が展開されている沖縄
です。
そんな中、私は出かけると帰りに
お気に入りのJAに寄ってきます。
先日も寄ってきました。
よく、親切なオジィやオバァに声を
かけられます。
この日は冬瓜を選んでいたら
「それは選ばない方がいいよぉ。
冬瓜は小さめの方が美味しいさぁ。」
と教えてくれました。
「手を切らないようにね。
皮がとっても硬いから危ないからね。」
そう言って私の前を通っていきました。
こういう一言って、とてもホットで
素敵な空間を作ります。
小さめの冬瓜を選んで歩いていたら
ウコンがワゴンに並んでいました。
ウコンといえば健康食品のイメージです。
私は、ちょっとしたキッカケから
春ウコンのサプリを長いこと飲んでいます。
瓶に入った粉やカプセルのウコンは
見慣れていますが、生のウコンは
見慣れていません。
沖縄に来て、これらを見る度に
どう食すのかと疑問に思っていました。
ウコンの前に立っていると、さっきの
オジィが通ったので
「これって、どうやって食べるのですか?」
と聞いてみました。
すると
「ウコンはねー、ここに良いんだよ。」と
お腹の辺りをさすりながら
説明してくれました。
オジィは皮を剥いておろすそうです。
そして、それを ほんの少し舐めたり
何かに入れたりすると話していました。
「とにかく苦いさぁ。
とっても とっても苦いからね。
でも 身体のためだからね。」
そういって、また通り過ぎていきました。
私自身、秋ウコンと春ウコンの違いが
わかっていませんが、自分は
お酒を飲めないので秋ウコンは
必要ないと考えていました。
東京に住んでいた頃は、よく風邪を
ひいていまして、抵抗力をつけたくて
あれこれ調べたり、聞いたりして
春ウコンを飲み始めたと記憶して
います。
そもそもウコンの正式名称は
鬱金(ウコン)。
英語名はTurmericで、秋に花が
咲くのは秋ウコンと呼ばれています。
カレーなどに使われているので
生産量は春ウコンより圧倒的に
多く知名度も高いです。
秋ウコンはクルクミンの含有率が
最も高く、精油成分も多いです。
苦味はわずかですが、辛みが
強いです。
カレーの香辛料のほか、漬物の着色料
染料として利用されてきました。
沖縄では古くから民間療法に
利用されてきたポピュラーな薬草です。
日本薬局方外生薬規格に収載されて
います。
よくお酒を多量に飲む人に良いとか
言われています。
効能として胆汁分泌促進作用
利尿作用、抗菌作用
胃液分泌促進作用
子宮収縮作用とあります。
クルクミンは肝臓からの胆汁分泌
促進効果があるため、
アルコール/アセトアルデヒドの
分解を促進させるといわれています。
肝臓を保護するともいわれていて
肝障害や肝硬変を抑制する働きも
あるといわれています。
どこに行っても泡盛が並ぶ沖縄では
日常的に秋ウコンはあるのだと
思わされます。
それに対して、春ウコンは
ウコンの一種で春、根茎から芽が
出るとすぐに花が咲くので
そう呼ばれています。
一般にウコン(秋ウコン)と
呼ばれているものとは別の種です。
英語名もWild turmericです。
成分もちょっと違います。
クルクミンは少量ながら
精油成分の含有量が多く
成分の構成も独特です。
味も辛味と苦味があり刺激が
強いです。
秋ウコンと同じく沖縄では
古くから民間療法に利用されて
きましたが、医薬品原料
としては認められていません。
それでも胆汁分泌促進作用
抗菌作用、コレステロール溶解作用
があるといわれています。
自分がずっと飲んでいるので
付け加えますと春ウコンの
有効な成分として
クルクミン
フラボノイド(坑出血性ビタミンP作用)
カンファー(神経興奮、強心作用精油)
アズノン(炎症潰瘍を治し胃液の
ペプシンを抑える作用)
シオネール(健胃、殺菌、防腐作用)
などなど独特です。
薬局方の生薬として認定されていませんが
秋ウコンより増えてきているそうです。
話では春ウコンが癌に良いとか
うつ病をはじめメンタル系にヒット
するとか、よくききます。
癌予防薬として服用している人達も
います。
私的な感想ですと、春ウコンの作用が
どこまでかは、わかりませんが
私の父方は全員癌で召されているので
親戚で癌を経験していない
数少ない人間の一人でもありますから
気分の問題かとか思いながらも
何か関係あるのかと思ったりします。
薬屋の娘なので、ずっと調剤室で
育ってきて朝鮮人参とウコンは強い
と、漢方処方専門の親が言っていた
のを思い出します。
いつくらいから飲み出したのかは
忘れましたが、
春ウコンを飲み出してから風邪を
ひいたことがありません。
ただ、あくまでも健康食品なので
適量が書いてあるとはいえ、
その量を飲むと、お腹が緩くなる
こともあるのでウコンは強いと
身体で感じます。
最初は粉を飲んでいましたが、
あまりにも苦くて錠剤にしました。
その春ウコンも すりおろして
食べると聞いて、健康への配慮や
心構えを教えられた気がします。
何気なく見ていたウコンがJAで
生で売れれていて、普通に
摂取するという…沖縄に住んで
知る日常があります。
沖縄の島野菜も まだまだ未知です。
色々な意味で「深いぞ、沖縄」
と思います。
学ぶことだらけです。