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巨大ブランコと風と

昨日はお正月最後の日曜日。

お天気が良かったので、

ずっと やりたかった事をやりに

『ビオスの丘』に行きました。

 

それは巨大ブランコに乗ること。

青く抜けた空に凧を上げること。

 

『ビオスの丘』とは全長2キロの

広大な自然散策路を持つ亜熱帯の

森です。

通称、石川高原と呼ばれる高台に

広がる丘です。

「ビオス」とはギリシャ語で「生命」

や「命」を意味します。

 

何しろ、私は偶然見たビーチにそびえる

巨大ブランコがサンセットに映えて

ブランコは大きく揺れて海まで飛び出す

というのが沖縄にあると読んで

頭の中は「巨大ブランコに揺られたい!」

という思いでいっぱいになっていました。

 

それと口癖の「凧を空高く揚げて

凧に自分を乗せて風に吹かれたい」の思い。

ろくに調べもせず、いきなり『ビオスの丘』

に行きました。

 

亜熱帯の散策路は たまりません。

 

ここは蘭の里とも言われ、色とりどりの

カラフルで美しい花や蘭で溢れています。

 

お花大好きなので強い紫外線が

目に刺さるのも気にせず、

のんびり歩いて行きました。

すると、牛車が

 

水牛さんが、ポクポクとゆったり足音

を立てながら観光客を乗せて

こちらにやって来ました。

 

水牛さんは、とてもキレイに手入れを

されていて大らかで途中道草を食ったり

しながら、ゆるいペースで牛車を

引いていました。

この水牛さんは自分で自分の

生活の糧を こうして得ているので

水牛さんに職業欄があったら

“運送業”もしくは“観光業“と

書くのではないかと思います。

 

のどかで平和な様子が伝わってきました。

 

牛車は、水牛さんのペースです。

乗っている案内の人は、ウチナー言葉を

混ぜて おしゃべりするのを

ウリとしているようでした。

水牛さんが途中で座っても何も言いません。

 

誰も、何も急いでいないのです。

 

肝心の凧揚げは、リサーチ不足

私が知っている良く飛ぶ凧とは

かけ離れているものでした。

 

「遊御庭(あしびうなー)」

で凧をレンタルしました。

昨日まで凧揚げのイベントを

やっていたので凧の心配をしませんでした。

 

それが

残念なことに私が かつて高く揚げれた凧と

まるっきり違っていて、作りからして

子供が引っ張って走るような物でした。

それをすぐに知りながら、諦めの悪い

私は凧を持って駆け回りました。

 

ふと周囲を見ると半袖……

 

邪魔する1月は長袖という擦り込み

暑さにゼーゼーしながら駆け回るアホ。

 

凧が揚がらない風はあるのに糸が

二箇所しか付いていなくてバランスが悪い

それでも数メートルだけ揚げたものの

うまくいかなかったので走るなんて

ことを、ずっとやっていたので

半袖や薄着の人達を横目に休憩ばかり

それでも息を切らせながら

かなりの時間、凧糸を持って

駆けずり回ってしまいました。

隣りで凧を揚げている小学生が

私より高く上がっている時があったので

頑張っちゃいました。

 

ひたすら眩しい陽の光と

青々茂る木々と薫ような緑、

時間が穏やかに流れる広場。

子供達の歓声の合間に

草むらから聞こえる大きな

鳥の声

 

休憩の度に、自然って心地良いな

なんて感じました。

 

そして

強く思ったのです。

今度は良く飛ぶマイ凧持参でリベンジする

機会を狙う!!

 

走りすぎて疲れてしまって

巨大ブランコを探せませんでした。

私がビーチにあると思っていた

巨大ブランコは

期間限定だったようで今は

無いそうです。

 

それでもブランコ好きは

このまま帰りたくありません。

地図にも載っていなくて探せなかった

ので散策路脇の素朴な木造りの

ブランコに乗って、緑に囲まれた中で

濃い青空を眺めて揺られてきました。

 

自宅にも室内に置けないほど大きな

ブランコ椅子があります。

『ビオスの丘』は想像以上に素敵で亜熱帯

の美しくて寛ぐ場所でした。

 

機会を見て、リベンジするつもりです。

今度いつ行けるか、わかりませんが

マイ凧持参で探せなかった迫力あるブランコ

に乗るため行くつもりです。

 

ささやかな、お土産を買いました。

「サルオガセモドキ」

パイナップル科で、ぶらさがって

空中で暮らします。

爽やかな香水のような匂いを放ちます。

とても手入れが楽です。

それと、エアープランツで

「イオタンナ・フエゴ」という種類を

見つけることができました。
これは鮮やかなピンクの花を咲かせ

数年で球状になるそです。

ピンクのエアープランツの

ボールを育てるなんてワクワクします。

 

左は「セルオガセモドキ」です。

ベランダ側のカーテンレールに垂らして

置く予定です。

右は「イオナンタ・フエゴ」です。

飾り台に小さなトレーを置いて、その上に

置いて可愛がるつもりです。

 

心に花を咲かせ、瞬時でもいい、

自然の恵みやオトナになって

遠ざかっていたことで

楽しかったことに触れていけたらと

おもいます。

 

さてさて、私は満足出来る凧揚げを

することができるでしょうか?

迫力ある巨大ブランコに乗りそびれて

暑い日向ボッコみたくなってしまい

ましたが、小さい素朴なブランコに

揺られるのも悪くなかったです。

 

小さなことでいいのです。

楽しく思えること

見つけていきたいですよね!