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所変われば…

先日 動物虐待の事を書きましたが
処変われば扱いも逆という話を
書きます。
10月27日はネパールでヒンドゥー教の
光の祭り「ティハール」の一部である
犬の祭り「ククル・ティハール」が
行われました。(10/28AFP)
ヒンドゥー教では犬は特別な位置を占めて
おり、来世で手助けをしてくれると
考えられています。
この日は飼い犬だけではなく、野良犬や
警察犬にも花飾りがかけられ、
祝福されます。

 

ネパールは8割がヒンドゥー教徒で犬と牛を
よく見かけるそうです。
犬嫌いやアレルギーの方には 
たまらないと思いますが、
犬が大好きな私には、ほほえましい
記事です。
以前 仕事の大切な打ち合わせの時
先方が犬を食べて美味しかったという
話を延々するので、当時の私は
トイレに立って、そのまま
帰宅するということをやって
先方を怒らせてしまい
周囲に迷惑をかけたことがありました。
そんな私も文化や宗教の違いで
仕方ないと割り切れるように
なるまで、時間がかかりました。

 

でも犬猫を食べる文化では
きっと私は暮らせないとは思います。
猫も好きなので犬だけに限らず
一度一緒に暮らした動物は遺棄せず
最後まで責任を持って欲しいです。
宗教といえば、イスラム教の友人の
幼い娘さんが公園で犬を触ってしまい
大変だったことがありました。
豚と犬は不浄のもので、
犬に触るなんて、とんでもない事
だそうで、身体を その後
浄めるのに花びらを散らせたお風呂
に浸けたりして騒動になりました。

 

宗教で食べてはいけないものがあるので
モスリムにはソーキや三枚肉は
とんでもないわけで、
私も 時々ヴィーガンの言い分も
理解できます。
少しの間、ヴィーガンの食生活を
したことがあります。
大豆を使って料理するのですが
日本でヴィーガン食を作るのは
材料が揃っていません。

 

動物愛護を唱えるなら肉を
食べるな、みたいな主張も
ありますが、人間の業の深さを
感じます。

 

結局は、どこに生まれてきたか
何に生まれてきたのかだと
思います。
人間は そこに どんな時代に
生まれてきたかも加わります。
出来るだけ、ほっこりするニュース
を探しながらため息やうんざり感
満載のニュースに当たり、
自分のペースを考える今日このごろ
です。