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台風と生活

台風20号、21号の進路をみると
前線活動が活発で関東、甲信越など
強い雨が予想されます。
21号(ブアローイ)は非常に強い台風
に発達する見込みとあります。
まだ19号の多大な被害で復興に
時間がかかるという状況なのに
追い討ちをかけるような台風に
言葉も出ません。
台風19号が来る前、本土の空が
夕方こんな色になったという
写真を見ました。
他にもピンク色に染まった写真を
見ました。
私は沖縄の空が紫のグラデーションに
染まるのを何度も見ています。
夕焼けの色が派手で本土と色も違う
のかと、解釈していました。
台風がよく来るし、豪雨も頻繁なので
本土と夕焼けの色が違うのかもしれません。
台風が生活の中に、いつも居る…
台風を常に意識しているという感じ
でしょうか。
沖縄の家屋は古民家に至っては
まさに瓦も造りも風と雨に対応する
知恵と技がいっぱいですし、
今ではもRC造(鉄筋コンクリート)
建築が一般化しています。
5月から11月まで年中台風が縦断します。

 

最初、何故沖縄のトイレはタイル貼りなのか
不思議でした。
本土に居た時には我が家のトイレが
タイル貼りで床に排水口が付いてる様子
は想像できませんでした。
食堂やお店だけだと思っていました。

 

私は自宅のトイレのタイル貼りは、
どうしても馴染めずリフォームして
しまいましたが、台風の雨や突然の
豪雨も、このようなトイレはホースで
洗い流すので、とても清潔です。
なるほど…と思うことだらけです。

 

そして私が何度も台風を経験して
ニュースに出たり、携帯に表示される
風速や雨量を気にするメアスを
知るようになりました。
とても わかりやすく書いた図が
タイムス住宅新聞社に載っていた
ので、ここに貼っておきます。
これを見ると、雨量や風速でどんな感じに
なるか、感覚的に理解できると思います。
そして「暴風警報」発表の
タイミングと天気予報で使われる
1日の時間表現は こんな図です。
気象庁から暴風警報が発表
されるタイミングは、暴風になると
予想される約3〜6時間前。
天気予報で使われる言葉と
一緒に覚えておくと役に立ちます。
何しろ私自身、台風の脅威を
実際見て経験してから やっと
どのように気をつけるか
知った次第なので、そのまま
本土に住んでいたら
その被害の凄さを他人事として
捉えていたと思います。

 

これからの台風は大型化していく
と言われています。
沖縄に住むようになって気づくと
家には必ず常備してある物が
あります。
ホームセンターで売り切れだった
という養生テープといわれる
マスキングテープ、
ランタン(店に必ず置いてあります)
乾電池、ラジオ、
缶詰め類、乾物、
レトルト類、
余分な充電池
常備薬の補給
など、数日分あります。

 

地震に対する準備をしていた時と
あまり違わないようですが、
台風対策は、事前にわかるという
点だけ違います。
いくら対策しても想定以上の
大型台風が来たら、19号のように
被災規模が大きくて復興までが
見えない地域が出ていますが、
「命を守る行動をして下さい」
のアナウンスの意味が
本当に色々な意味があったと
思わされます。
自己防衛は多岐にわたって必要だと
感じます。
「普通」とか「何も変化ない」
とかいう言葉が、いかに貴重かです。
これ以上 災害で大変になりません
ように…
不穏なニュースばかりですが
小さな希望、光が育つことを
祈るばかりです。