台風19号

注意深く警戒していた台風19号ですが
気象庁や米軍台風予想図を見ても
関東を直撃する恐れがありますね。
10日には小笠原諸島の
海上では猛烈なしけに
なりそうとのこと
この連休の12日から
13日にかけて
関東直撃の恐れ…
まだ15号の被害で大変な地域に
直撃したら、かける言葉も
ありません。

年々 台風が大型化しています。

これは私自身が長年 本土に住んで
いたので わかりますが、
本土に住んでいると台風の脅威を
そこまで深刻に日常生活に
結びつけて生活していません。
本土に住んでいた時、たまたま
高知県で台風直撃を経験し
生まれて初めて「台風の目」なる
ものを見ました。
雨風も止み、天気が穏やかになった
かと思って空を見上げたら
目みたいな大きな渦を見ました。
怖いもの知らずだったので、その後
戻り風で飛ばされそうになり
転倒しました。
あと経験したのは沖縄に移住する前
沖縄を訪れていてホテルに缶詰めに
なった時です。
その時はラウンジの大きな窓から
大きくしなるヤシの木を見て
その風の強さに驚いた記憶が
あります。
今思うと ホテルの方々が どれほど
宿泊客のために ご苦労なさったか
想像します。
それが今度 自分が沖縄に住むように
なって、台風がシーズンで避けれない
ものになると、本土に居た時と
あまりに勝手が違うことを
思い知らされました。

 

本土でも、こんなに大型の台風が
到来するようになったら
もう 台風を毎年経験する地域の
備えや頭の中に台風という文字を
どこかに置いておく必要があります。

 

関東に親戚がいるので事前に
注意を呼びかけていますが、
台風を日常生活に入れて暮らす
ことは なかなかできないようです。
地震に関しては かなり対策や準備
をしているのに、やはり台風は
実際 向かってこないと実感がない
というは とても理解できます。

 

私のように台風に免疫のなかった
人間は教えてもらったり学ぶこと
ばかりでした。
地震と大きく違うのは、台風が
発生して進路予報が出たら
その段階で、まだ天気が良くても
ある程度対策を取れることです。

 

一軒家にお住まいの方は避難場所を
チェックすること。
これは台風が来てからでは外を
歩けないので、沖縄の場合ですと
かなり早めで穏やかな天気の時に
放送が流れて避難を促されます。
家は窓枠に新聞紙を差し込んだり
マスキングテープを貼ったり、
窓には割れても粉々にならない
ように大きく丈夫なガムテープ
でサッシや窓にバツ印みたに
貼っておきます。
外に出るドアがあれば土嚢を置きます。

 

マンションとかビルのお住まいでも
停電や断水に備えます。

・車のガソリンを満タンにしておく

・食糧と備品のチェック
これは乾電池、カセットガスコンロ
停電に備えて大きめのクーラーBox
(腐るものとかを停電になったら
保冷剤と一緒に移します)

 

・買い置きに便利なものは そのお宅に
よって違いますがパンが すぐ売れて
しまうのでパンを多目に買うお宅
が多いのかと思います。

 

・買い置き食糧で売っているものに
「台風準備」という旗の所のワゴン
に缶詰め類、レトルト類、水、乾物
があります。

 

・もし病院に行く予定があったら
前倒しにして行っておきます。
・部屋にあるゴミ類も捨てておきます。

 

・すぐ痛む野菜や果物でないものを
なるべく買っておくといいかもです。
台風の後 ガンと値上がりします。
沖縄ですと台風で 店に並ばない物も
でてきます。
台風が いよいよ近づいてきたと
天気で感じたら、もう一度チェック
します。
・常備薬はあるか
・懐中電灯や乾電池
・食糧確認
・車のガソリン
・何かあった時の段取り
・充電池をフルにする
そして 台風がきて暴風圏に入ったら
外に出ないようにすることが大切です。
どうしても外出しなければならない時
強風&豪雨の時、外を歩くと
どうなるか、運転していると
どうなるか書きます。
本当は外出は避けるべきなのは
言うまでもありません。
しかし、どうしても用事で外出すると…

 

風速が20m/sになると一応身体を
前傾姿勢にすると立っていられますが
台風の強風は巻いて吹き荒れるので
足元をとられ、とても転びやすく
なります。

 

よく台風で傘をさしているのを
本土のニュースで見ますが、
基本 傘が有効な雨は あまりないです。
かえって傘ごと飛ばされ危ないです。

 

上から何が飛んでくるか わからない
危険もあります。
沖縄の道路にも四角い看板がありますが
三角の看板もあります。
日常に台風を意識した工夫が幾つも
あります。強風をかわす為に
工夫された看板だそうです。
窓の外にも鉄格子がついているお宅、
家の造りも風が通りやすいように、
瓦のこだわり、対策が成されています。

 

沖縄は独特の瓦ですが、ただ葺き並べて
あるだけではありません。
瓦が飛ばされないように漆喰を使用し
男瓦の側面と継ぎ目に塗ってあります。

 

琉球赤瓦は吸水性が高く、湿気から
家を守り、強い日差しでの暑さからも
家を守っています。
小さな気配り、日常での準備など
台風対策はキリがないように
思えますが、台風の被害を目に
すると自衛する方法を少しずつ
考えるようになります。
車を どうしても運転する時は
強風で車をキングコングに
左右前後にユサユサ揺さぶられて
いる感じと強風はハンドルの
自由も奪うので車線から
車がはみ出る怖さもあります。
少し低い道路は冠水している場合も
あるので日頃からチェックしておくと
いいと思います。

 

こうなると事故の可能性もあるので
激しい雨で前が見えなくなり
停車するしかなくなる前に
車が飛ばされる可能性も考慮して
外出は避けるしかなくなります。
沖縄はバスが止まると学校も
病院も店も閉まります。
台風19号の被害が大きくならない
ことを切に祈るばかりです。