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下着とパンツ

台風17号が熱帯低気圧になった
と気象庁のニュースをみて
ホッとしました。
これから台風シーズンなので
油断しないようにと思います。


段々 弱者に優しくない世の中
になっています。

独裁的な動きに懸念している
方達も多いかと。
歴史的独裁者のヒトラーも
不満を持つ中産階級を取り込み
国際秩序に挑戦し、
他民族を攻撃する手法を使い、
幾つも国民に喜ばれる政策を打ち出し、
国民生活の安定を約束しました。

ホロコーストという大規模な虐殺
に至るまでを検証すると
国民の支持を得るために成され、
その時 支持した人達は この結末を
想像していたのか、少しでも
危機感を持っていたのか
はかりしれないものを感じます。
そんなヒトラーにも妻がいて
最終的な結末は謎ですが
エバ・グリーンという女性がいます。
何で「下着とパンツ」なんて題で
書こうと思ったのかといいますと、
CNNニュースで
このエバ・グリーンの使用していた
とされる下着が英国の競売商が
22日までに3700ポンド
(約49万5800円)で落札されたと
発表したというのを知ったからです。
ピンク色のシルク製でブラウンの
姓名の頭文字などを組み合わせた
デザインになっているそうです。
英国ではナチス・ドイツにゆかりの
ある遺品などの売却は違法行為
とされていません。
CNNの取材にナチス・ドイツ
によるホロコーストの歴史教育などに
当たる団体は、遺品などを
私的な利益や不気味な関心に動かされ
市場に出す行為は不適切と指摘。
むしろ公文書館や博物館で
保管するべきだと主張しています。
(エバ・グリーンの下着・CNNより)

 

ではヒトラーの遺品は
どうなっているかというと
2年前に実際にはいていたパンツが
オークションで75万で落札されて
いて、危険なので落札者の身元は
不明だということです。
その頃 アメリカのオークション会社
アレクサンダー・ヒストリカル・
オークションで下着2枚を競売に
出したところ673万ドル(約75万)
で落札されたと記録があります。
この下着は「AH」というイニシャル入り
1938年3月にヒトラーがオーストラリア
のパークホテルランドリーに脱ぎ捨て
忘れていったのをホテルが家宝の
ように大事にしていたといいます。
これとは別に愛用していた赤色の
電話が2300〜3400万の価値になる
と予想されているとか。

 

それだけの価格になるということは
ヒトラー関連のマニアが秘かに多い
という事実を物語っています。

悲しい歴史は繰り返さない。
それが大切だというのに
まるで偉人のような扱いです。
歴史から学ぶ…それなら
歴史を書き換えればいい…なんて
ことになっていっている雰囲気です。
こんなニュースを見たら、
ヒトラーというワードを今に
当てはめて考える機会にもなるのでは?
私には 祖母の遺品のカシミアのストール
の方が価値があるんですけどね。
あくまで 遺品は故人絡みです。
遺品を どう扱うかは自由ですが
よりよい世の中、懐かしい思い出
とか いい方向に活かして欲しい
と思います。